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からっぽのくつした

作 リチャード・カーティス
絵 レベッカ・コッブ
訳 木原悦子
世界文化社

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双子のサムとチャーリー。
サムは絵に描いたようなおりこうさんで、チャーリーはもう大変ないたずらもの。
さらっと書いてるけど、これはこれは相当ですね。


といういたずら好き。

しかも今年一年はやりすぎたときている。
親までもがサンタさんがプレゼントを持って来るか心配しているのだから相当だ。

さすがのサンタさんも、いくらなんでもプレゼントはくれるだろうと思ったら
なんと一個もあげなかった!!!
さてさて、お仕置きとはいっても、本当にプレゼントないのかな?
だってクリスマスだよ?!

という声が聞こえてきそうです。

この絵本、だれが作者かというと、『戦火の馬』や『ブリジット・ジョーンズの日記』を手がけた
リチャード・カーティスの書き下ろし本です。
最初そんなことを気づかずに読んでいると、DVDをみているシーンで
ビデオラックをみると、およ?およよ?
なんでこのDVDが揃ってるの?あれ?
と思う場面があります。
これだから絵本っておもしろい。
絵も可愛いんですよ。 
ぜひぜひ手に取ってね




今日シュタイナーの学校のクリスマスについての講義がありました。
そこで直接そのお話とは関係ないけれど、サンタがいるのかどうかの真偽について
いつか子どもに聞かれるのでは?と質問をされた方への返答がよかったのですが
例えば、聖ニクラウスでいくと、良い子にはプレゼントが渡され、悪い子には、渡さないか
ひどいプレゼントになる、と言われていますが
普段この絵本のチャーリーのように、いたずらの度が過ぎたらどうなるの?
という時、先生は
「悪い事もしたけれど、いいことは悪い事より少しでも多いとすれば君はよいこだよということです」
と言われたのはよかった。
結局、この絵本のチャーリーもそこで救われたのだから。

あと先日百町森の柿田さんも通信の記事のなかで書かれてましたが
果たして、子どもが望むものをすべていいなりになってプレゼントしていることがいいことなのか?
サンタが電子機器類を渡すこともいいことなんだろうか?
これから子どもを育てる人は少し考えてほしいと先生も話されました。

たしかにそうだと思うのです。
我が家では希望をサンタに手紙で出していますが、叶うときもあれば叶わないときもある。
なぜなら、サンタさんはいまのあなたにとって良いと思うものを持って来てくれると伝えてあるからです。

クリスマスの時期だからこそ、穏やかなに日々を過ごしたいと思います、

クリスマスまであと19日

※世界文化者社のHPで購入できます
by sorita-exlibris | 2014-12-06 22:43 | クリスマスの絵本 | Trackback | Comments(0)

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