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優しくなれる数え歌 ーきょうものはらでー (新刊案内)

今日は久しぶりにゆっくりした日曜日で、
朝から台所に籠り、コトコト作りだめをしてました。
いくらの醤油漬けに、ホワイトルウ、牛のどて煮に、大根葉のふりかけ、紅生姜に、ぬか漬け……。

台所にほんのり湯気が上がり、おいしい匂いに包まれると優しくなれます。
今度はなにを作ろう。

午後は海を見がてら買い物へ

海に船がたくさん出ていました。コロナ禍になってから、初めて見る船の多さでした。

さて、今日は新刊絵本の紹介です。

優しくなれる数え歌 ーきょうものはらでー (新刊案内)_d0220685_09314485.jpeg
きょうも のはらで
エズラ・ジャック・キーツ え
石津ちひろ やく
好学社



キーツ氏は1983年に亡くなられています。
ですが、まだまだ未邦訳の絵本があるんですね。
きっと他にもあると思うので、今後にも期待です。

『ピーターのいす』や『ゆきのひ』など、とても有名で、『ゆきのひ』ではコルデコット賞。
『ピーターのめがね』でコルデコット賞オナーブックに選ばれています。
どれも偕成社さんの絵本です。

この絵本は数え歌です。
キーツが新しく書いたのではなく、この絵本で使われているテキストは、
アメリカの伝統的な数え歌を元にされていて、表紙見返しによると、
オリーブ・A・ワーズワースによって1800年代後半に書かれたもので、
原書では1971年に出版されてます。

キーツ特有のコラージュされた、あたたかく芸術性高い絵を
自分の手元で、いつまでも納得のいくまで楽しめる贅沢はないと思います。

1はカメ、2はさかな、3はツグミ、4はビーバー。
5はハチで、6はカラス、7はこおろぎ、8はとかげ。
9はカエルで、10はホタル。


数え歌は色々な雰囲気があります。
面白いのや楽しいのから、そしてしっとり落ち着くのまで……。

この絵本は、眠りを誘うような数え歌です。
さすが詩人の石津さんの言葉選びと重ね方だなと感心しきりです。
とにかく絵も言葉も心地いいのです。

最後の10では、
ホタルのおかあさんが10ぴきのこどもはなしかけます。


「さあ、キラキラ ひかってごらん!」と おかあさん。
「うん、キラキラ ひかってみる」とこどもたち
うすぐらい たにの そこ
10ぴきは ほしのように キラキラひかる


●●してごらん、とは子どもによくかける言葉です。
うん、やってみると、この数え歌のようにはいかないことだってありますが、
うん、やってみるから、実行に移すまで時間がかかることだってあります。

大事なのは、そのやろうとするまでの待つ時間。

次々リズムよく読んでいきたいのですが、どのページも絵が素敵すぎて、さっと捲る気に
なれませんが。

一緒に読む子どもにあわせて、または1人で珈琲などを楽しみながら、
どちらにしても、その時のペースでどうぞ。

秋の夜長にぴったりの数え歌の絵本でした。







by sorita-exlibris | 2021-10-24 20:59 | 美しい絵本・本 | Trackback | Comments(0)

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