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やさしい気持ちになれるー雪の日のたんじょう日

昨夜散らついた雪が、今朝は積もってました。
もしかしたら、何年か前のように、坂の上のわたしたちには閉ざされた町となり
、溶けるのを待つ、そんな時間になるかとおもいきや、午後からは晴れ間が見えて
溶けてしまいました。歓喜の声で起きてきた子どもたち。雪は積もらなくても降るだけで、幸せになると
言う双子の姉。それは雪国じゃないから言えるコメントだなと思いました。さてさて、今朝久しぶりに本棚から出してきて読んだ絵本はこちら。敬愛するクーニーの一冊。
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雪の日のたんじょう日
ヘレン・ケイ さく
バーバラ・クーニー え
あんどう のりこ やく
長崎出版
いまはなき長崎出版。
この絵本も復刊してくれないかな。
12月生まれのスティーブンが、自分の誕生日に、雪が降ったらみんなと遊べると思って願います。
すると、雪は降りましたが、大雪で、おばあちゃんも、お友達も来られません。
車が立ち往生した人を助け、スティーブンの家に泊まることになりました。
誕生日の朝、仕方がないとはいえ、みんなが来られないことが途方もなく悲しくなるスティーブン。
昔みたいに馬橇があれば来られるのに!と嘆くのを見て、一晩泊めてもらった縁もゆかりもないク
レインさんは、必ず改めて誕生日を祝いにくるからねと声をかけます。
そのあと、除雪車がきて、クレインさんとキャロルの親子は家に帰られるのですが、家族しかいな
くなり、スティーブンはまっと寂しくなっています。
でもこの後、驚くことに家の前に友達を乗せた馬橇がやってきました!
御者はクレインさんです!
クレインさんが馬橇を持っている人から借りて、そしてお友達を探して連れてきてくれました!
クレインさんのおかげで、スティーブンは友達と楽しいパーティーをすることができたというというあたたかい話ですが、雪に立ち往生したクレインさんの娘のキャロルとの遊ぶ様子がとても素敵なんです。
雪で天使を作ること、雪を集めてメイプルシロップをかけて、シャーベットにすること
(大草原の小さな家では、雪を集め固めて、熱々のシロップを落として飴を作ります)
折り紙を切って雪の結晶を作ること。

児童書が教えてくれることって多いなと思います。
子どもの遊びだけでなくて、大人が読んでもとってもためになります。
声掛けや、どうしたらいいのかなども本当に学びが多い。

立往生して困った人に、どうぞお茶を、と誘うところや、夜になっても動けない様子に
見も知らぬ人を泊めるやさしさにも感動します。

インドでは、お金持ちの人が家の前で誰でもどうぞ、と食事をたくさんふるまうこともあるし、
旅行者でもホームレスでも、誰でも無料で食べられる食事処が至るところにあるのだと
聞いたことで、色々考える冬でした。





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表紙を捲っても素敵です。

この絵本は、長女のものです。雪がちらついた時に生まれた彼女。
素敵な友人が彼女にプレゼントをしてくれました。


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そしてこれが作った飴。


コツは、ぎゅうぎゅうにガンガンに雪を詰めること
じゃないと、熱々の煮詰めた砂糖をいれると、雪が解けてしまい、飴のように固まりません。

ぜひ。次の雪の時に、

# by sorita-exlibris | 2021-12-27 20:28 | バーバラ・クーニー | Trackback | Comments(0)

サンタはいると子どもは信じ続ける力を持っているー急行「北極号」

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急行「北極号」
C・V・オールズバーグ 絵と文
村上春樹訳
あすなろ書房


わたしはいまでも、この絵本を前にして、目を輝かせる子どもたちの顔を忘れない。
忘れるはずがない。毎年まいとし、さらにいえば、毎日まいにち、
飽きもせず「読んで!」と持ってくるクリスマス絵本の中に必ず入っていた。

そして、お兄ちゃんとお姉ちゃんに、鈴の音聞こえるかな、とおねだりをする。

なぜなら、お兄ちゃんとお姉ちゃんは、トナカイの鈴をサンタさんにもらったことがあるから。
銀の鈴は大事にだいじにしまわれている。

「おかあさんはもう聞こえないでしょ」と意地悪く娘がいうので
わたしは答える。
「サンタさんを信じてる大人だって聞こえるんだよ」
おぉ、すごい。と褒めてくれた。
いまでも褒めてくるかな。

ある時、子どもが学校でサンタはいないとみんながいうと言って帰ってきた。
ほとんど涙目。

そこで、わたしは話をした。


サンタさんはいる。
そして、サンタさんはとても優しいから、信じていない子どもにだって
ちゃんとプレゼントをもらえるようにお父さんとお母さんに
寝ている間にお願いをしているということ。

だから、サンタさんを信じていない家は、お父さんがサンタさんになって
プレゼントを渡している。

だから、自分が信じていることも本当だし、友達のいうサンタはお父さんなんだ!
ということも本当なのだと話したら、二度と涙目になることはなかった。

2008年のこの絵本のことを書いたブログがあって
やっぱり子どもが小さいときのブログと今のブログじゃ、
言葉が違うなと、自分の書いた文章なのに、新鮮に感じる。

もっと詳しく書いてあるので、貼り付けます。


今日はリアルで親子さんたちに絵本のお話をする日。
子どもたちに絵本が読めるのは今日を入れて3回。

今日の支援拠点での親子講座と、明後日の文庫の日。
そして来週の月曜日の放課後授業が読み納めとなる。

まだ終わってもいないのに、クリスマスも近くなると色々考える。

みなさまもよい月曜日を








# by sorita-exlibris | 2021-12-20 08:31 | クリスマスの絵本 | Trackback | Comments(0)

二つの話が意味することークリスマスー

待降節の第四主日です。

子どもが小さかった頃は、毎週日曜に教会に通っていました。
いまは静かに家で祈る日々です。

クリスマスの飾りつけも、ひと月前から頑張ってた頃もありましたが、
子どもを通して知り合った方や、本を通して、あまり前から飾りつけをしなくなりました。
この第四主日から、当日に向けてゆっくり準備をします。

先日は飼い葉桶の意味を書きました。

今日はベツレヘムの星について。


その前に今日の絵本はこちら。

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クリスマス
バーバラ・クーニ― さく
安藤紀子 やく
長崎出版

※現在はロクリン社から2015年に復刊されています。


バーバラ―・クーニ―が子どものために作ったのではと思います。
クーニ―の子どもの名前は”バーナビー”ここからも特別な思いを感じます。
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布張りではなく、風合いのある紙をしようしていて
型押しではなく、蝋燭はプリントです。
もしかしたら原書は型押しなのかもしれませんね。
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クリスマスの今の話だけではなく、キリストが誕生する前から、
古代のローマで12月に行われていたサトゥルナーリア祭りから、
北欧で行われていたユールのお祭りから北欧神話、オーディンにもおよび、
現在のクリスマスがどう行われているかなど、世界各国の様子も交えながら
詳しく、言い聞かせるように綴られています。
毎年、静かに話を聞きたいと思わせる内容です。


余談ですが、なぜクリスマスが赤と緑かご存知ですか?
赤はキリストの血 つまり慈愛、緑は常緑樹から来る永遠の命
マリアの青はマリアの誠実な心、赤は慈愛を意味をします。

昔から、12月には五穀豊穣をもたらす太陽に感謝し、人々はお互いを労り、
身分関係なく過ごすお祭りを、キリスト教の教会は認めなくなかった事実も
きちんと記されています。

日本の人口の6パーセントがキリスト教なのだそうです。
意外と低く驚きました。

クリスマスは、プレゼントを子どもがもらう日、と思いがちですが
そうではなく、親しい人に元気ですか?とお手紙を書いたり、
その人のことを思ってプレゼントを渡したくなる、そんな日です。

サンタさんだけから来るのではなく、お小遣いがなくても、
工夫して気持ちを贈り合う大切な日だということを、
わたしもたくさんの児童書で知り、そういう家族に憧れました。

小さかった子どもたちも、一番は大学3年生となりました。
就職したら、一緒にクリスマスを祝えるのも今年を含めて2回しか
ないのだと気づき、一気に寂しさと成長の喜びで、せつない気持ちになりました。


さて、話は本題に戻り、「ベツレヘムの星」について、
タイトルにある、二つの話が意味すること、ですが


ベツレヘムの星は、クリスマスのイエスが誕生した日に光り輝きます。
その星を見て、最初にイエスの元にきたのは羊飼いたち。

同じ星を見て遠くから出発をした三人の博士とも言われたり、賢者、または王と呼ばれる
カスパール、メルキール、バルタザールが、イエスの元に到着したのがイエス誕生から
12日目の1月6日と言われています。

イエス様が生まれるまでを待降節、生まれた日を聖誕節、
そしてこの1月6日を公現祭といいます。


同じ星を見るのに、それぞれが違う辿り方をしています。
一方は、貧しく、地位も低いとされる羊飼いたち。
一方は、地位も、教養もある、博士たち。

でも、真実であるベツレヘムの星に、それぞれたどり着くわけです、
違う辿り方で。

シュタイナーでは、正確には3つですが、劇があります。
その中でも「羊飼いの礼拝」と「東方三博士の礼拝」

二つとも違う方法ですが、行きつく場所は同じです。

羊飼いたちは貧しくとも、おおらかで正直な人たちと書きました。
敬虔な信心深い心を持っています。

三博士は、最初ヘロデ王の命令通りに居場所を知らせる心つもりでしたが
やはり、ここでも”お知らせ”を聞き、気持ちを変えます。
そして、賢者は賢者の知識で、イエスの元にたどり着くのです。

この話を聞いて考えたことは、


ベツレヘムの星だけでなく、わたしたちの日々起きている
求められる”真実”も、学者が理論的に結論を見出すものと
自分の感覚で得られる結論と、そこに至るまでの説明は違えど
同じものを見つける、または考え導きだすことがあります。

聖書は小さきものとして予言なされ、実際生まれたのは
弱者でしか他ならない小さな小さな赤子で、最初の場所は飼い葉桶でした。
またイエス自身、高官や権力者たちに跪くことはなく、女性や地位が低く
蔑まされた娼婦や、幼き子ども、純真なる人々を大切にしました。

大事なのは、どの方法をとったとしても、
自分できちんと考え、傾けるべき声に、耳を傾けたのか
なのではと思ったのです。

学歴とか環境とか、どう育った、そういうことではなく、共に袖触れ合い知り得た
人たちを、大切にしていますか。
私自身、指を自分に向けて思う日々です。

聖誕劇は、ただイエス様の誕生を祝うだけではなく、プレゼントをもらうだけでもなく、
そういった小さな心の動きを大切にする日なのだと
そう思いました。


シュタイナーの先生からの話を、聴けなかったわたしに友人がシェアしてくれたを
みなさんにもお伝えしたくて、ブログに書きました。

クリスマスまであと数日。
みなさまよい時をお過ごしください。






# by sorita-exlibris | 2021-12-19 12:05 | バーバラ・クーニー | Trackback | Comments(0)

飼い葉桶の意味「聖なる夜」「キリスト伝説集」

子どもたちが通ったシュタイナー園では、アドヴェントになると
毎日、クリスマス劇で一日が始まる。
クリスマスまで毎日聖誕劇を子どもたちで各クラスで行われ、
クリスマスが終わるとエピファニーに向けて、毎日三人の博士の劇になる。

年少さんから年長さんまで、毎年まいとし同じことを何年もしているので、
子どもたちの方がちゃんとセリフを覚えていたりする。

年少さんの時に羊役だった彼らが、年中さんになると星役をしたりする。
大事なベツレヘムの星。
年長さんになると、マリアやヨセフをする。

園から帰っても、朝になっても歌うので、親のわたしたちもすっかり覚えてしまう。
年長さんになると、親は一日一家族だけ、ご招待を受けるので、
聖誕劇、または三人の博士を見ることができる。

毎日まいにち、待降節の間は聖誕劇を、過ぎるとエピファニーつまり公現祭までは
三人の博士を、自分たちが毎日演じるので、キリスト誕生と三人の博士が来るまで
が身に染みていく。


さらに、クリスマスイブは、年長さんとその親だけが見られる”大人”が演じる
聖誕劇も見られ、また小学生になると、小学生以上から大人までしか
見られない聖誕劇を見ることができる。


きっと、毎日まいにちの繰り返しで、自然に彼らの中に灯っていく、
クリスマスの灯というものがあるのだろうが、子どもの中身のことまでは
わからないが、他にもシュタイナーらしい行事があり、大事にしていた。

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これは好きなポストカード
レンブラントの「羊飼いの礼拝」


今日、所属している会のクリスマスの例会がありました。
女性の牧師様のお話は、いつもシュタイナーの先生から聞く視点と同じで、
最前列で聴いていたわたしは、自分のお役を忘れそうになるくらいに
夢中で耳を傾けていました。


聖書はミカ書5章1から4a。
そしてルカの福音書の2章1節から20節

旧約聖書のミカ書の1では、
”ユダの氏族の中でいと小さき者。
お前の中から、わたしのために
イスラエルを治める者が出る”
と予言されている。
この”小さき者”

それがルカにも書かれている”飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子”のこと。
しかも身重であるマリアは寒い夜、その日だけでなく
幾日も幾日もかけて、ガリラヤのナザレから、ユダヤのダビデの町へきました。
生まれそうな様子に、人々は気にもかけようとしません。
生まれそうなのだと頼んでも、身重のマリアのためにも、生まれそうな乳飲み子のためにも、
居場所どころか、それぞれの人の心の中にも、気持ちを寄せるスペースはありません。

なぜ、権力者でも、富裕者でもなく、夜通し働き、貧しい羊飼いの元へ
天使はお知らせを使わせたのか? そしてその乳飲み子をみつけることが
”あなたがたへのしるし”であると天使は言ったのか。

天使から聞いた通りのことを実際にその目でみた羊飼いたちは、そのことを人々に知らせました。

なぜ、小さき者だったのか。なぜ、家畜のエサを入れる、本当なら
うまれたばかりの赤子を絶対にいれない場所”飼い葉桶”でむずがるでなく、
寝ている乳飲み子なのか。
また見つけるのも貧しい羊飼いだけれど、マリアとヨセフもまた貧しい親です。
このすべてに意味があること。


いつもクリスマスの講義をしてくださるシュタイナーの先生はいっておられました。
羊飼いは貧しいけれども、人として正直に生き、おおらかだからこそ
天使が使わせたのだと。
おなじことを話されました。


また今日の牧師先生は、こうも話されました。

「聖書は、男性が男性目線で書かれたものです。1960年代から、女性の目線でも
読み解かれることの必要性が言われてきました。
なんとなく、普通に読んでこられたかもしれませんが、これからは、女性の目線で
聖書をどうぞ読み解くこともなさってください」

今日の礼拝を務めてくださった小室尚子先生のインタビュー記事を見つけました。
女性目線で読みとき方にも触れています。





そして、こちらが好きなクリスマス絵本のひとつ
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セルマ・ラーゲルレーブ 文
イロン・ヴィークランド 絵
うらたあつこ 訳
ラトルズ

この絵本は
セルマ・ラーゲルレーブのこちらの本が絵本になったものです。

飼い葉桶の意味「聖なる夜」「キリスト伝説集」_d0220685_21222202.jpeg
キリスト伝説集
ラーゲルレーヴ作
イシガ・オサム訳
岩波文庫



一話目の「聖なる夜」。実はイシガ・オサム訳の方がリズムも
流れもいいと感じました。

このお話のいいところは、おばあちゃんの死が語られること、
そのおばあちゃんがクリスマスイブの日に、小さくて教会にいけない
わたしに語って聞かせた、ある聖なる夜の話をわたしたちに
聞かせてくれます。


そこには、気難しい羊飼いが、あまりにも不思議なことが続くので
これは逆らわずに、なにが起こっているか見てやろうと
思ったことで、はじめて心の目で見えたものがあります。

「羊飼いの見たようなものはわたしたちにだって見ることができるのだよ。
なぜならわたしたちに見る目がありさえすれば、天の使いはいつのクリスマスの
晩にもお空をとんでいるんだからね」

そのお話では、お告げも、しるしのはなしも飼い葉桶も違いますが、
聖なる夜に起こった不思議な話には変わりません。

残念なことに、どちらも手に入りませんが、ぜひ図書館でお探しください。


最後に、今日礼拝で、先生はこうも話されました。
聖書の中で、ひとつの章の中に大切なことは、大体真ん中に書いてあり、
大事なことは三回繰り返されています。

三回、大事なことは繰り返される。
わたしは聖書にも昔話の法則が当てはまるのかと改めて知りました。
三回繰り返されるのを意識したことがないので、
そのことと、女性目線での読み解きをしてみたいと思います。




# by sorita-exlibris | 2021-12-16 21:48 | クリスマスの絵本 | Trackback | Comments(0)

みんななにかをしたいと願っているーボランティア養成講座2日目ー

12月になりました。
故郷は伊吹おろしで有名なので、もう、本当に寒くて寒くて、
風がめっちゃんこ冷たくて、キーンとしていました。

今日はボランティア養成講座の2日目。

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体調不良で2人おやすみでした。
来週は最終日なので、お会いできるといいなと思います。

はじまりはコチラ

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くどうなおこさんの『のはらうた1』から
 「じゃんけんぽん」さわがによしお

よしおくんに手伝ってもらいました。

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小気味いいリズムで始まるじゃんけんぽん。
この詩をお手製のカードを見せながら読むと、こどもたちはとても喜びます。
じゃんけんはいくつになっても、みんな真剣勝負(笑)

このカードのことは、遊びの師匠のKさんに教えていただきました。
Kさんのおかげで、読み聞かせの時間がさらに充実しています。


今回は選書の大切さを中心に、子どものこと、昔話のこと、
戦争などの本のことなどを話しました。

今年度から新たな試みは、読み比べを加えたんですよ。
選んだ本はコチラ

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おおきなかぶ
A.トルストイ 再話
内田莉莎子 訳
佐藤忠良 画
福音館書店


おおきなかぶ
文絵 いもとようこ
ロシア民話より
金の星社


昔話のポイントを話したばかりだから、
福音館が満場一致意見で選書されました。

グループ発表してもらいましたが、みなさんが感じた箇所がとてもよかったです。

ひとつだけ紹介すると、

『文章のリズムと、説明しすぎていないシンプルな文章とくりかえしがとてもよかった』
という声でした。これはどのグループからも出た意見です。


ボランティアが読む本には責任があるんですよということも伝えながら、
親目線でつい選びがちな本のジャンルについて、
または何回ボランティアに出向くことができるかによって
届けたい本は”選ばないといいけない”というお話もしっかりと伝えて

みなさんに宿題を持ち帰ってもらって終了となりました。


次回は、リクエストがあったので、また選書の時間を取ろうと思案中です。

さ、来週はみなさんの本番の時間ですよ。
読み聞かせデビュー、みんなで応援しつつ、聴くことを楽しみたいと思います。


今日帰り際に、とある場所で図書関係で勤務の方が
「絵本って奥深いことを知りました」とお声がけくださいました。

熱心な方もいて、毎回山のように、借りられるだけ用意したリストから
持って帰ってくださる方もいます。
今回受講した方は来年度から地元のボランティアグループに所属することができます。
来年、読めることをみなさん楽しみにしています^^


かくいうわたしが所属するグループも、今月から読み聞かせがようやくスタートです。
既卒メンバーは入れませんが、在校生メンバーが困らないためにも
練習や選書のお手伝いをしているのですが、それが楽しくてたのしくて仕方ありません。

どうか、このまま落ち着いた状況が続きますように。
子どもたちのためにも、神様、お願いします。








# by sorita-exlibris | 2021-12-01 23:05 | kodomiruの部屋 | Trackback | Comments(0)

絵本のある暮らしに憧れていたら、いつのまにかたくさんの書物に囲まれていました。htttp://www.kodomiru.com 絵本と子育てがいっぱい書いている初期ののブログはコチラ http://soritant.exblog.jp/


by sorita